シンエヴァ 覚え書き

続0706で配信した所の後(ケンスケがシンジを連れて行くシーン)から開始

 

ケンスケ「きっかけはニアサー、その後の苦労が2人の縁だ」

ケンスケ「ニアサーも悪いことばかりじゃない。」

ケンスケ「ここがセルフビルドハウスだ、トイレはそこの奥 好きに使ってくれ。」

アスカ「私の裸よちっとは赤面して感激したらどうなの、ケンケンもこんな鬱陶しいやつ連れてきて」

ケンスケ「村には顔を出さない」

アスカ「リリンが多くて鬱陶しいだけよ。」

アスカ「生きたくもなければ死にたくもないってだけなんだから」

ケンスケ「今はそれでいい 友達だろ」

アスカ「ケンケンはいつも6時起床 仕事に出てる飯はそこ、さっさと食え」

 

えらいピチピチタイトな格好の娘さんだねぇ

生前の奥さんから頼まれたそっくりさん

そっくりさん?何やら訳ありそうななだなぁ

網入れて大丈夫かい?

働けりゃなんでもええ

レイ「働くって何?」

なんだろうねぇ

みんなで汗水垂らすってことかね

レイ「これが、仕事」

あーあせっかく植えた苗が

なんとかノルマは賄えたね

これ初日から頑張ってたからあげる

レイ「こういう時なんていえばいいの」

ありがとう

レイ「ありがとう」

 

さっ、風呂に入ろう

あんた、服のままは困るよ

レイ「風呂って不思議、LCLと違ってポカポカする

私、命令がないのに生きてる」

 

アスカ「掃除の邪魔、まじうざい」

 

アスカ「もううんざり

また吐くか、ガキが何も変わらない身体になる前に飯のまずさを味わっておけ

こちとらレーションと水だけだ

せめてあたしがなんであんたを殴りたかったのかくらい考えてみろ

親父のいいつけとはいえそんな精神強度だったらエヴァに乗らないで欲しかったわ。」

 

ケンスケ「シンジは?」

アスカ「家出した」

ケンスケ「そうか、場所は」

アスカ「北の湖

ケンスケ「NERV施設の跡地とは、それも縁か、レーションは?」

アスカ「無理やり食わせた」

ケンスケ「ありがとう」

アスカ「勝手に死ぬのはこの私が許さないだけよ」

 

レイ「名前?」

そう話によると自分の名前を忘れてるそうだけど

だったら自分で新しくつけたらどうなの

レイ「名前、つけていいの?」

 

拾ったから返すね

レイ「ありがとう」

読む?

 

アスカ「誰?」

レイ「わたし」

アスカ「初期ロットか」

レイ「碇くんここにいると聞いた」

アスカ「ここにはいない、もっか家出中」

レイ「そう、なら探してみる」

 

アスカ「一つ教えてあげる あんた達綾波シリーズは第三の少年に好意を持つようにプログラミングされている、非効率な感情があるのもそう。」

 

レイ「いい、良かったと感じるから」

 

アスカ「あんたの好意対象者は北の湖第○地区よ、そこのレーション持ってって、そろそろやばいから」

 

レイ「ありがとう、あなたは村に出て働かないの」

アスカ「アンタバカァ?ここは私のいるところじゃない、守るところよ」

 

トウジ「シンジなぁ」

トウジ「シンジにちと冷たすぎんか?」

トウジ「シンジも早くこの村に馴染んでくれたらええんやけど」

 

レイ「碇くんは何故仕事をしないの、碇くんもここで何もしていない、あなたもこの村を守る人なの?」

 

シンジ「守ってなんかいない、全て僕が壊したんだ、もう誰も来ないでよ、僕のことなんかほおっておいて欲しいのに、なんでみんな、こんなに優しいんだよ。」

 

レイ「碇くんが好きだから

ありがとう話を聞いてくれて

これ、仲良くなるおまじない」

 

アスカ「泣けるだけないて、スッキリとでもした?」

シンジ「うん」

アスカ「そう、ならケンケンの役に立て」

 

シンジ「ダメだよ、やったことないし」

 

ケンスケ「ほら、やってからいえ」

 

ケンスケ「気にするな、うちの割り当ては週に1匹、次があるさ」

 

ケンスケ「やはり封印地からこっちへは来ない」

ケンスケ「それはヴァレの置き土産 相補性L結界浄化無効阻止装置って代物だ あれが止まったらお手上げだ」

 

名前決まったかい?

レイ「まだ決まってない」

だったらいっそ誰かに付けてもらうってのはどうだい

 

シンジ「名前?だって君は綾波じゃないし…」

レイ「あなたの付けた、名前になりたい。」

 

トウジ「村にも慣れてきたか?」

トウジ「お天道様に顔向けできんようなこともした、ヘタレなガキのままじゃ生きていけんかった」

トウジ「医者の真似事、独学の人助け、グレーディトの用意した医療設備のおかげでなんとかなっとる」

トウジ「十分に闘うた、この村で生きたらええ、わしゃそう思うで」

 

ケンスケ「今日は付き合ってくれてありがとう、ニアサーを生き延びた親父が事故であっさり死ぬなんて、その時は思ってもなかったよ。」

ケンスケ「碇も一度親父と話をした方がいい」

アスカ「そいつには重いわよ、あの碇ゲンドウじゃ」

ケンスケ「しかし、縁は残る」

 

加持「相田先生!、お久しぶりですそいつが新しい助手ですか?知らない人なんて初めて見たよ、僕はリョウジ、加持リョウジ

 

ケンスケ「いい奴だったろ?」

シンジ「うん、でも加持リョウジって」

ケンスケ「ミサトさんと加持さんの子供だよ、今年で14になる 会わずに○○として息子を見守っていくと決意したそうだ」

シンジ「加持さんは…」

ケンスケ「亡くなったよ、サードインパクトを止めるには誰かが犠牲になるしかなかった、ミサトさんもそれを許した、ミサトさんも碇に全てを背負わせた事を後悔してる、辛いのはお前だけじゃない」

 

アンタ笑うんだねぇ

うんかわいいよ

服変えてみたらどうだい

レイ「うん、変えてみる」

 

この服なんかどうだい

かわいいよ

うちの嫁に欲しいわ

レイ「これが、照れる」

ヒカリ「かわいいねぇ」

レイ「これが、恥ずかしい」

 

ヒカリ「これは梅干し、夫が毎年食べるのを楽しみにしてるの、人生は辛いことと楽しいことの繰り返し、毎日が同じでいいの、今が一番若い時だもん、つばめもいるし、ほんと良く懐いてる、そっくりさんもこの村にいればいいのに」

 

レイ「私は、NERVでしか生きられない」

 

アスカ「初期ロット、どうだった?」

シンジ「綾波?今日もいたけど」

アスカ「そう」

 

ヒカリ「おはよう、そっくりさん

おはようおやすみありがとうさよなら…」

 

レイ「おはよう」

シンジ「おはよう、名前の件なんだけど、綾波綾波だ、他に思いつかない」

レイ「ありがとう、名前考えてくれて

ここじゃ生きられない」

シンジ「綾波?」

レイ「稲刈り楽しかった、つばめもっと抱っこしたかった、好きな人とずっと一緒にいたかった、さよなら」

シンジ「綾波!」

 

ケンスケ「あれがヴンダーか、でっかいなぁ。

下船したクルーが いよいよ決戦か」

アスカ「やだ、撮らないでよ」

ケンスケ「すまないが、今日は記録を残させてもらう」

アスカ「そう、勝手にすれば。

で、何しにきたの」

ケンスケ「ここに残ってもいいんだぞ」

シンジ「ありがとうケンスケ、トウジ達にもありがとうって伝えといて、アスカ、僕もいくよ」

アスカ「そう、じゃあ規則だから」